エンディングノート
終活ブームによりどこの書店でも必ず数種類のエンディングノートが置かれています。
遺言書とは異なり、エンディングノートには法的拘束力はありません。しかし、エンディングノートには遺言書には無い優れた所があります。
葬儀について
・亡くなると遺族は動揺している中で葬儀の準備をしなくてはなりません。そんなとき葬儀屋さんにお任せしてしまうと、予想以上にお金が掛かってしまったり、思っていたのと違ったりしてしまうケースがあります。
・そこで生前にプランなどを葬儀屋さんと相談して、エンディングノートに書いておけば遺族の負担を減らす事が出来ます。
お墓について
・先祖代々の墓や生前に自分で購入した墓に納骨するのであれば、特段問題ありませんが、遺骨を散骨してほしいという要望があれば生前に散骨業者と契約してエンディングノートにその旨書いておきましょう。
口座引き落としになっている公共料金など
・契約者の変更や解約手続きをしなくてはいけないので、一覧を書いておきましょう。
携帯、パソコン
・本体の解約もありますが、有料サイト等の解約をしないと永遠に利用料を支払わなくていけません。解約にはパスワードが必要だったりしますのでちゃんと書いておきましょう。
SNS等のアカウント
・ツイッター、フェイスブック等のアカウントは基本的に無料なので、そのままでもいいかも知れませんが、アカウントを乗っ取られて成りすまし等で他人に被害を及ぼす可能性もありますので、解約に必要なID,パスワードを書いておきましょう。
入院、亡くなったときの連絡先
・家族が交友関係を全て把握している訳ではありませんので、連絡してほしい人の一覧を書いておきましょう。例えば大学で仲良かったグループや職場のグループなど複数人いる場合は、リーダ的な人に連絡して他の人にはその人から連絡してもらう様にすれば遺族の負担も減らせます。
遺言書で書くこととエンディングノートに書くことは違いますので二つを上手く組み合わせて利用しましょう。
0コメント